これから会社を辞めて個人事業主になりたい。開業前にどんな税金や保険、年金がどのくらいかかるのか知りたい。
開業までに必要最低限の税金や保険、年金の情報をお伝えします。
私は2016年に一般社団法人を設立し運営してきましたが、NPOの中間支援施設で副業していましたが、これから個人事業主の開業に向けて調べたことを書いていきます。
Contents
個人事業主が支払う税金について
1)所得税について
所得税とは、個人の収入に対してかかる税金です。
(※所得税の税率は5%~45%です。)
計算方法はこちら
①収入ー経費=所得
(収入から事業にかかった費用を引きます。)
②所得ー所得控除(医療控除)=課税所得
(控除できる項目は決まっていますので、国税庁のHPをご覧ください。)
③課税所得×税率
(例:195万円は5% 330万円は10%・・・・・)
2)住民税について
住民税は、住んでいる自治体に支払う税金です。
(都道府県と市町村にそれぞれ払う税金)
①所得割:4%(都道府県)6%(市町村)=10%
②均等割:1,000円程度(都道府県)3,000円程度(市町村)程度=約4,000円/年
3)個人事業税について
個人事業税は、事業を行うにあたって使う公共サービスに対して支払う税金です。
290万円の控除が準備されているので、利益として手元に290万円以下の場合には、支払う必要のない税金です。
4)消費税について
消費税とは、2年前の売り上げが1,000万円以上の事業者が支払う税金です。
個人事業主が支払う保険と年金について
1)国民健康保険について
国民健康保険とは、日本国民全員が加入しなければいけない保険です。
①所得割:前年の所得-基礎控除33万円=基準額×10%程度
②均等割:52,200円(2020年6月時点)
2)国民年金について
国民年金は定額です。月額16,410円(2020年6月時点)
個人事業主開業までの準備
1)印鑑(実印・屋号)の作成

契約書や印鑑証明等を求められる場合には、
法人と違い個人の実印が必要になる場合があります。
ハンコの作成はこちら
今後は、電子署名がメインになるかもしれません。
2)事業用の口座開設
プライベートと事業用の銀行口座にわけることで
日常のお金をわけることで確定申告の際に楽になります。
これから銀行口座を作る人は
ジャパンネット銀行 がおすすめです。
(キャッシュカードとデビットカードが1つにまとまっています。)
3)事業用クレジットカード作成
プライベートと事業用のクレジットカードを分けることで確定申告の準備も楽になります。
楽天カード もポイントが貯まるのでお得だと思います。
4)会計ソフト導入
確定申告に時間とお金を使うよりも会計ソフトを使うことで時間とお金の節約にもなります。
全自動のクラウド会計ソフトfreeeがおすすめです。
まとめ
個人事業主が開業前に支払う税金や保険/年金等で
どんな種類があるのか不安なので調べてみました。
所得税や住民税等については、知っている方も多いと思います。
しかし、個人事業主として開業してからは、全て自分でやらなければいけません。
事前に準備できるものはやってしまいましょう。