法人運営/NPO

NPO法人の5つの資金調達についてメリットとデメリットを考えてみる。

こんにちは。

最近、准認定ファンドレイザーの資格を失ったた一般社団法人ことばの谷田川(@yatagawa0422 )です。

 

NPO法人は、それぞれの組織によって資金調達は全然違います。

例えば、事業型NPOや寄付型NPOなど大きく分けることができます。

事業型NPOは、受託、自主事業

寄付型NPOは、会費、寄付金、協賛

など別れると思いますので、自団体がどのような資金繰りで組織を経営していくか、考えるきっかけになればと思っています。

NPO法人の会費について

会費とは

会の運営・維持に必要な費用として、会員が出し合う金。

出典:会費_コトバンク

NPO法人は設立に社員(構成員)10名が必要です。社員の条件として会の目的に賛同していることと、会費の支払いが必要になります。

会費のメリット

・会費のメリットは使用用途が限定されていないこと

・毎年一定の金額が入ることが想定できること

・金額を自由に設定できること(例:3,000~98,000円)

 

会費のデメリット

・会員に対しての活動報告が必要なこと

・会員に対しての領収書の発行や管理が必要なこと

・会費の設定が難しい。

NPO法人の寄付金について

寄付金 団体や個人への金銭・資産の贈与などに加え、無利息でお金を貸す▽債権を放棄する――など、実質的に利益を提供した場合も、利息や債権の相当額が寄付金とみなされる。 企業などが必要以上の寄付を経費計上して税を免れることのないよう、法人税法は経費として申告所得から差し引ける限度額を定め、超えた分が課税対象となる。

出典:寄付金とは_コトバンク

寄付金のメリット

・NPO法人や一般社団法人非営利型は寄付収入が非課税になる

・寄付金の使用用途が限定されていないこと

寄付金のデメリット

・寄付金額にかかわらず、領収書の発行等が必要になること

・活動報告が必要になること

・事業実施に係るコストよりも管理コストがかかること

 

NPO法人の補助金・助成金について

・補助金とは
補助金(ほじょきん)とは、政府が私企業や個人などの民間部門に対して行う一方的な貨幣の給付
なお、経済学上はより広義に補助政策全体(特別減税や公共事業・公共サービスなどを含む)を指すこともあるが、一般には一方的な貨幣の給付のみを補助金という

出典:補助金Wiipedia

補助金のメリット

・まとまった金額が入ること

・社会的な信用が国や行政の補助金を受けていることであがること

・融資と違い返済が不要であること

補助金のデメリット

・補助金の報告が必要になること

・資金の振込が活動の後に入ること

・お金がもらえるまでの事務作業が多いこと

政府が直接的または間接的に公益上必要がある場合に、民間や下位の政府に対して交付する金銭的な給付のこと。

出典:助成金_コトバンク

助成金のメリット

・金額が多いこと

・助成金の活用で会計の基礎を学べること

・助成金の申請書作成で思考を言語化できること

助成金のデメリット

・報告義務があること

・領収書の保管が必要なこと

・単発の資金になってしまうこと

NPO法人の事業収入について

事業収入とは、物品を売って受け取った代金や、サービスの提供で得た料金、労力を提供して得た賃金などによる収入をいう。

出典:NPOの資金源には、どのようなものがありますか。 – NPOWEB

メリットについて

・継続的な資金調達が可能なこと

・物やサービスの価値が数値化されること

・使用用途の制限がないこと

デメリットについて

・事業をつくらなければいけないこと

・受益者負担になってしまう場合が多いこと

 

NPO法人の受託事業について

・受託事業とは
受託(じゅたく)とは、頼まれて、業務を引き受けること。業務委託、委託を受けること。

出典:受託_Wikipedia

受託事業のメリット

・まとまった金額が入ること

・安定した資金が定期的に入ること

受託事業のデメリット

・課税対象であること

・受託に頼ってしまうこと

まとめ

NPO法人には、これだけ多くの資金調達方法があります。これらの資金を効率的に使って事業を行なっていく事が必要です。

 

それぞれの特徴を理解して自団体にあった資金を活用しましょう。