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老後2,000万円不足の問題は、原文を読まずに二次情報を頼りに焦ること

こんにちは。

ブログ毎日更新28日目の谷田川(@yatagawa0422)です。

老後2,000万円のお金が不足している。金融庁が出した報告書を読んだ人はどのくらいいるのだろう。ほとんどの人が麻生副総理(財務大臣)が報告書を受け取らなかった。

老後に2,000万円足りない。年金2,000万円不足している。麻生さんが受け取らない。自民党が年金は100年安心の制度だ。と言っているのは嘘だ。と断片的な情報(ニュース)を元に感情的になって怒っているひとが多いです。野党やメディアの追求が感情的です。

そこで今回は話題になったきっかけと金融庁の報告書を実際に読んでわかったことをまとめ、今後やるべきことを書いていきます。

 

話題になったきっかけは?

麻生副首相兼財務大臣が金融庁が作成した報告書を「受け取らない。」と表明したことが話題になりました。

これに対して、野党が一斉に批判していることや金融庁が2,000万円足りない。嘘つきだ。ということだけがメディアで取り上げられていました。

各種メディアでは以下のように取り上げられています。

東洋経済ニッポン放送が出している記事もあります。

 

また、事実を国民に伝えただけで、金融庁の担当局長は退任させられてしまった。

実際に金融庁が出した報告書はこちら

実際に金融庁が出した報告書はこちらです。

今回の金融庁が出した報告書の目的はこちらです。

今後と も、金融サービス提供者や高齢化に対応する企業、行政機関等の幅広い主体が、 今回の一連の作業を出発点として国民に本報告書の問題意識を訴え続け、国民 間での議論を喚起することにより、中長期的に本テーマにかかる国民の認識が さらに深まっていくことを期待する。

出典:金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書 

金融庁が出した報告書の要約

【平均寿命】

平均寿命は男性約 81 歳、女性約 87

 

【健康寿命】

寿命に関連して、「健康寿命」1という概念があるが、この健康寿命は、 男性で約72歳、女性で約75歳である。

平均寿命から考えると9~12年は、 就労が困難など、日常生活に何らかの制限が加わる形で生活を送る可能性 がある。

 

【収入・支出】

収入も年金給付に移行するなどで減少しているため、高齢夫婦 無職世帯の平均的な姿で見ると、毎月の赤字額は約5万円となっている。

(2)で述べた収入と支出の差である不足額約5万円が毎月発生する場合 には、20 年で約 1,300 万円、30 年で約 2,000 万円の取崩しが必要になる。出典:金

出典:融審議会 市場ワーキング・グループ報告書 

この報告書が言いたいこと

【現状の整理】

各々の状況に応じて、就労継続の模索、自らの支出の再点検・削 減、そして保有する資産を活用した資産形成・運用といった「自助」の充実 を行っていく必要があるといえる

【人生のステージごとの対策】

現役期

将来に向けて少額からでも長期・積 立・分散投資による資産形成を行う。

自らにふさわしいライフプラン・マネープランを検討する

リタイヤ期前後

早期の情報収集と使途の検討及び退職金を踏まえ たライフプラン・マネープランを再検討する。

必要に応じ、収支の改善策を実行する。

心身の衰えを見据えてマネープランを見直す 

まとめ

結論は、平均寿命が伸びて、2,000万円足りないから「積み立てNISA」や「iDeco」を税制優遇したから、個人でも収支計画を考えて、今からできることをやって欲しい。ということです。

・長寿化によって、60歳の定年後が長すぎて国が負担することは難しいよ。

・それは、人口減少で出生率が低いから現役世代がリタイヤ世代を支えることができないよ

わたしもiDecoを調べて、資料請求してみました。

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