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「僕らの夏休みProject」とはどんな活動?参加のきっかけから今後の関わりまでご紹介します。

はじめまして。

谷田川雅基(@11as093)です。

今回は、これまで何度かこのブログにも出てきた、

「僕らの夏休みProject」

(通称:僕夏)についてご紹介します。

大学2年生で始めて僕夏に参加し、大学を卒業して社会人になった今なお、活動に関わり続ける理由にも触れていきたいと思います。

2011311日の東日本大震災をきっかけに、

家族や友達、家など多くの人や物を失った子ども達に大学生ができることをやろう。

「最低でも10年は活動を継続しよう。」

「全ては子どもたちの笑顔のために」

10年経てば、当時参加していた子どもが大学生と同じ年齢になり、次の子ども達の為に何かできる人になるだろう。そんな想いから始まりました。

活動内容はシンプルで、難しいことは何もありません。

大学生が夏休み等の長期休暇を利用して現地を訪れ、

子ども達のお兄ちゃん、お姉ちゃんとして、

子ども達に夏休みの宿題を手伝ったり、

理科実験で人口いくらを作ったり、

体育館を使って運動会などを行なっています。

www.youtube.com

2011年は岩手県宮古市の小学校1校での活動でしたが、

小学校の数が年々増加し、8年目の今年は4市町29で活動を行いました。

活動の価値と取り組むべき課題

1.活動の価値

子ども達は大学生と本気で遊べます。

大学生のいない地域で遊ぶ機会があまりない子どもたち。

特に、弟や妹がいる子は普段お兄ちゃん、お姉ちゃんとしての家で振る舞います。

しかし、僕夏の時だけは、自分達も思いっきり遊ぶことができます。

夏休みの3日間の活動は子どももにとっても大学生にとっても最高の時間になっています。

また、2年目以降の子や大学生は1年越しの再開を果たします。

2.取り組むべき課題

子ども達と遊ぶ為には、取り巻く環境の影響を大きく受けます。

子ども達が大学生を呼ぶ事は出来ません。小学校の許可がないと学校を使えません。保護者の方々の理解がないと、子どもを送り出してもらえません。

子ども達と遊ぶためには、先生や保護者、地域の方々など、多くの人に共感してもらて、始めて活動ができるということ。

そのためには、活動する大学生の礼儀や挨拶といった活動以前に人としての姿勢から、応援してもらう必要があります。

先頭に立って感じた課題に取り組むことの重要性

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見えた課題に対して、口を動かしていても、何も変わらない。

手を挙げ、先頭に立って実践していくことが必要であると思いました。

大学3年生で僕夏の学生リーダー(実行委員長)に就任することを決めました。

特別な能力があるわけではなく、このままではいけないという問題意識から

リーダーになることを決めました。

リーダーとしてのミッションは「活動を継続できる組織にすること」

小手先の手段ではなく、人として大切な礼儀や挨拶が全員できる学生にすること

・文章も書けない。

・会議も進められない。

そんなリーダーでしたが、周りで支えてくれる仲間がたくさんいたことで、

なんとか、ミッションを達成することができたと思いました。

卒業後の関わりについて

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大学卒業とともに、就職して辞めていく仲間たち。

自分の夢に向かって頑張る彼らと、この活動が継続できる仕組みを作るまで、

この活動を辞められない。

・資金繰り

・活動の成果、価値の可視化

・活動場所

・大学生への研修

などなど、様々な課題を解決するまで活動にコミットしていこうと思います。

まとめ

震災直後に動き出せなかった後悔から参加した僕夏で、

子どもたちの笑顔、

参加して感じた価値を今後様々な地域(災害・課題)で

展開していきたいと思います。

今後とも僕夏をよろしくお願いします。