こんにちは。谷田川雅基(@11as093)です。
今回は、大学2年生の時に、
ゼミ長から誘われた
「投資詐欺」について
当時の様子を会話も交えてご紹介します。
綺麗なスーツ姿であらわれたゼミ長

大学2年生の夏休み、
ゼミの合宿を終えて、大学の授業が始まる数日前、
当時の先輩ゼミ長からLINEで連絡きました。
ゼミ長:「ゼミ合宿お疲れ。
合宿で聞いたヤタの想いに
共感したから、また近い内に話そう。」
わたし:「ありがとうごあります。」
「是非、よろしくお願いします。」
※この時は、「あ、社交辞令ね。」と思っていましたが、
後日本当にゼミ長から連絡がありました。
ゼミ長:「◯月◯日◯時~時間ある?」
わたし:「大丈夫です。」
ゼミ長:「◯月◯日◯時~◯◯でよろしく。」
わたし:「はい。わかりました。」
といった感じで日程が決まりました。
呼ばれた場所(ルノアール)で
合宿の時とは違う綺麗なスーツ姿のゼミ長と話をしました。
話した内容は
「夢」
「今やっている投資・経済」
「参加しているセミナー・勉強会」
など
今から考えれば「いかにもなストーリー」でしたが、
当時は怪しさに気がつかず、
「投資」や「お金」の話に聞き入ってしまいました。
1週間後には、
2回目の先輩と打ち合わせ。
先輩がお世話になっている
集団(LTC)の
「師匠」を紹介してもらいました。
(※師匠の時点で怪しい。笑)
年は30歳くらいで、
「投資で月に100万円以上稼いでいる」とのことで、
「一緒に経済の勉強をして稼いでいこう。」
「行動は早いほうがいいよ。」
と言われて、徐々にやるマインドに
なってしまいました。
実際に紹介された「伝説の證券マンが開発した「56万円のDVD」

実際にゼミ長から紹介されたのは、
56万円の投資DVD。
(56万円。。)
野村證券で20年以上勝ち続けた伝説の証券マンが開発した絶対に
負けない投資方法をDVDにまとめた。
とのことで、DVDで勉強して、
「日経225」に投資する!!
というものでした。
今考えれば、56万円もするDVDなんかおかしい。
というかそもそも大学生が買える金額ではない。
と気づくと思いますが当時のわたしは、
まんまと話に乗ってしまいました。
わたし:「56万円もお金を持っていません。」
ゼミ長:「俺も持ってなかったから借りたよ。」
わたし:「お金を借りられるのですか?」
ゼミ長:「今度高田馬場で待ち合わせて、一緒に借りにいこう。」
わたし:「わかりましたー!!それでは、よろしくお願いします。」
(お金を借りられれば、
始められる。と高揚感もありました。)
恐怖の高田馬場の学生ローン

しかし、期待と同時に50万円を
借りる不安が押し寄せてきました。
わたし「考えたんですが、お金を借りるのは、すごく不安です。既に奨学金の借金もあるので。」
ゼミ長:「大丈夫。お金を借りても返せる計画はあるから。」
「もし、ダメだとしても俺が代わりに返済するから。」
(※口約束なので、なんとでも言えますよね。)
学生起業が早稲田大学があるため、
高田馬場には多くの
学生ローンがありました。
わたしも3つの場所を周り、
お金を借りることになりました。
ゼミ長は、手慣れている様子で、
ここの次はここ。
ここでこんな話をして。
と簡単なレクチャーもありました。
記入書類には、
現在の収入、親の勤務先、年収、
支出、奨学金の有無などを記入しました。
わたしの身元を確認するために、
親の勤務先に匿名で電話している姿は、
結構怖かった。
その後、先輩と待っていると、
担当者に呼ばれました。
担当者:「すみません。10万円しか貸せません。」
ゼミ長:「いや30万円必要です。」
担当者:「谷田川さんの状況だと。。。。」
ゼミ長:「わかりました。」「別のところに行こう。」
わたし:「すみません。信用なくて。」
その後、2つの場所でも10万円以上を借りることはできずに、
合計で25万円ほどしか、借りることができませんでした。
50万円にはほど遠い金額に
なってしまったので
すぐにDVDを購入することが
できずに、アルバイトで
お金がたまり次第、
購入することを伝えました。
(※実際はこれが良かった。)
(※信用がなくてお金を借りられないことで時間が空いた。)
詐欺だと教えてくれた先輩

当時、学生団体に
所属していましたが、
DVDのお金を貯めるために、
団体から抜けることを
代表に伝えました。
わたし:「団体抜けます。」
(※活動がどうでも良くなっていました。)
(※お金が優先)
先輩(代表):「辞めてもいいけど、
何するの?」
わたし:「お金を貯めます。」
先輩:「なんでお金が必要なの?」
わたし:「投資するためです。」
先輩:「え?独学?」
わたし:「ゼミの先輩から紹介してもらって(中身省略)●●でやります。」
先輩:「辞めときな。というか誰?稼げるとか嘘だよ。」
わたし:「ゼミの先輩の◯◯◯◯です。」
先輩:「知らない。仕事をしている人なら、俺の耳に入らないはずはないから、
絶対にやめときな。」
「というか、目先のお金を手にしてどうしたいの?」
わたし:「いや、、、、、、、、、、」
先輩:「最終的に判断するのは、ヤタだから任せるけど。」
「でも俺は辞めといたほうがいいと思う。」
「てか、ヤタってお金大好きなんだね。もっと本質的かと思ってた。」
わたし:「わかりました。考えます。」
(結構ショック)
団体の代表は、大学内外で
何百人、何千人規模のイベントを主催していて、在学中に会社を起こしている
大学内では有名な人でした。
そんな人に「なんのためにお金が欲しいの?」と言われて、
わからなくなったわたしは、
56万円を貯めるマインドが
なくなっていきました。
数ヶ月が経ち、ゼミ長も団体の代表も
大学を卒業していきました。
その後、大学の掲示版に
全く同じ内容の詐欺について
注意換気されていました。
もし、わたしが手を
出してしまっていたら、
被害だけでなく、
加害者になっていたかも
しれないと思い、当時教えてくれた
代表には感謝してます。
(ことばで伝えたことは
ありませんが。)
まとめ

大学生で意味もなく、
綺麗なスーツを着て、
「株や投資」や「お金」「経済」に
ついて上手い話を持ちかけられたら
注意しましょう。
また、先輩を「師匠」と呼んでいる場合も怪しい。
わたしが紹介された投資詐欺は
DVDを見ても内容がほとんど
わからずに、毎回のセミナー代が
かさんでいく。
儲からずに、友達に紹介して、
購入代金の何%を受け取る。
返済は可能な限り送らせて、
服などの装飾にお金をかける。
といったことしていました。
現在は、仮想通貨などの詐欺が
多いと思います。
なぜ自分に上手い話が回ってきたのか
疑問をもち、誰かに相談してみましょう。
アドバイスだけでなく、
言っていることの矛盾に自分も、
気が付いていくと思います。